俺様と双子達
寧音チャンのパソコンも毎日チェックしてるけど隼人からのメールはない…。



隼人と喋りたい。



抱きしめてもらいたい。



キスしたい。



苦しくて死にそう…。



そんな毎日。



「莉里、入るぞ。」



隼人と引き離された日以来にヒナ君が部屋に来た。



こんな時、話せないのは便利。



きっと今の莉里はひどいこと言ってヒナ君を傷つける。



「高校の事なんだけど…。」



そう言えばそんな時期だ。



あっ…。



莉里と隼人は同じ学校に行く…。



会える…。



「西学じゃなくてそのまま秀英に行け。」



えっ…。



そんなのイヤ…。



ヒナ君はどうして莉里と隼人をそんなに引き離すの?



ヒナ君なんて大嫌い…。



『だったら高校なんて行かない。もういや。ヒナ君なんて大キライ。』



そう書いた紙をヒナ君に突き付けて部屋を飛び出した。


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