俺様と双子達
日向さんの車がある…。



でも寧音さんにも謝りたい。



だから俺は寧音さんが帰って来るのを待つ事にした。



「何してんだ隼人…。」

「琉伊さん!?お久しぶりです…。」

「さっき家出した莉里、お前ん家に送ってったぞ。」

「家出!?」



琉伊さんが言うには莉里は俺のマンションに家出したらしい…。



そんなことしちゃダメだって気持ちと、今帰れば莉里に会えるって気持ちが葛藤してる…。



でも今帰ればまた中途半端な人間になる。



「琉伊さん、中に入れてもらえますか?」

「入れねぇの?」

「多分…。データ消されてそうだし…。」



琉伊さんと一緒に家の中に入った。



日向さんが俺がいる事にびっくりしてる。



「日向さん、莉里を迎えに行ってください…。」

「は!?」

「莉里は俺の部屋です…。会ってないけど…。俺には莉里に会う資格がないから。だから迎えに行ってください。」



さすがに琉伊さんがこの件に手を貸したのがバレたらマズイから、莉里を見かけた事にした。

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