俺様と双子達
莉里を苦しめるなら最初から出会わなければよかった…。



そう思ってしまう…。



「元カノはどうなんだよ。」

「相変わらずです。でも俺の気持ちは変わらない。莉里が好きです。」

「じゃあ…。もうイイわ…。お前のした事は許される事じゃない。それは肝に命じとけよ。」

「はい…。」



日向さんはやっぱり大きい…。



この人の息子に生まれたかった…。



「隼人、莉里をよろしくお願いします。」



俺に頭を下げた日向さん。



『もう間違いは起こすな』



そう言われてる気がした…。



「俺のほうこそ…。よろしくお願いします。」

「ははっ…。じゃあ引っ越して来いな?」

「はい!?」

「それが莉里とやり直す条件だ。」



俺が莉里の家に!?



マジですか…。



「ピアノとかあるんですけど…。」

「部屋なら腐るくらいある。」



ぬぁぁぁぁぁ!!



莉里に安易に手を出せない~…。


< 582 / 657 >

この作品をシェア

pagetop