俺様と双子達
そこから日向さんは笑顔になった。



仕方ないから住みます…。



「お前が家に来たら遠慮しねぇよ?だからお前も遠慮すんな。」

「はい!!」

「あ、寧音だ。」



寧音さんからの電話に出る日向さん。



遠慮するなと言われてもさすがに今までみたいに手を出せない…。



「は!?今すぐ行く!!隼人!!莉里が病院にいる!!」

「なんで!?」

「お前運転しろ!!」



わけがわからないまま日向さんに渡された車のキーを握って席を立った。



病院…。



「早くしろ!!」



日向さんに言われた病院まで車を飛ばした。



莉里になにが…。



「日向!!隼人…。」

「莉里は!?」

「寝てる…。もう死ぬかと思った~…。過呼吸になったんだけど…。」

「寧音経験者だから対処出来んだろ!!なんで病院なんだよ!!」

「拒否られたの!!あの子本当にあのまま死んでしまおうと思ったんだと思う…。」



莉里…。


< 583 / 657 >

この作品をシェア

pagetop