俺様と双子達
そこまで追い詰められてる何て…。



「すいませんでした…。」

「隼人、全部あんたのせい!!この事一生忘れんじゃないよ!!」

「本当に…すいませんでした…。」

「そう思うなら早く行ってやって…。目が覚めた時に側にいてあげて…。」



寧音さんの泣きそうな顔も、日向さんの辛そうな顔も…。



俺は絶対忘れない…。



「日向ももう意地はんのやめなよ!?このまま莉里と隼人を引き離すなら離婚してやるんだから!!」

「は!?離婚!?ってかもう和解したし…。」

「そうなの!?じゃあ仕方ないから離婚しないであげる。」

「そりゃどうも…。隼人、俺達家戻って莉里の保険証とか取って来るから側にいてやれよ?」



もう離れない…。



もう離さない。



日向さん、寧音さん、本当にありがとうございます。



二人の後ろ姿を見送ってから病室に入った。


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