俺様と双子達
気付けば右手には点滴が繋がってた。



「なんでご飯ちゃんと食べなかったの?」

「食べたくなかったから…。」

「痩せすぎ。でもこれからはちゃんと食べてね?」

「隼人が側にいれば…。」

「いるよ。もう離さないから。これからは毎日一緒。」

「えっ!?どういう意味…。」

「住むんだ。莉里の家に。」



家に住む!?



じゃあヒナ君は隼人を許したの!?



「ヒナ君は…。」

「許してもらえないけど…。一緒に住む条件でやり直してイイって。」

「ウソっ…。最高…。」

「でも俺、すぐツアーだけどね…。」

「イイ。隼人が帰ってくるのが莉里のとこなら…。」

「うん。」



ありがとうヒナ君…。



寧音チャンも…。



みんなありがとう…。



「点滴終わったら帰ってイイってさ。日向さん達は先に帰ったけど…。どうする?今日だけ俺の部屋に来る?許可は取得済み。」

「隼人の部屋行く…。」



夢みたい…。


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