俺様と双子達
なんとかごまかして危機を回避した。



もし莉里と隼人がお互い好きになってもヒナ君に紹介できないよ…。



バニックに陥るでしょ…。



なんて考えてたら携帯が鳴った。



隼人…。



「はい?」

「まだ起きてたんだ。もう寝たかと思った。」

「子供扱いしないで…。」

「ははっ、で?何してた?」



何の電話なんだろう…。



隼人の声が耳に響いて…。



「今溶けた…。」

「何それ?」

「なんでもない…。隼人は何してたの?」

「飲んでたよ。一人で。で、人恋しくなってかけた。」



それで莉里にかけてきてくれたのが嬉しかった…。



好きじゃないはずなのに嬉しいとか思っちゃうんだね…。



「今度の土日、ヒマ?」

「土曜の午後に撮影で、日曜の夕方も撮影。何で?」

「泊まりに来ない?」



泊まり!?



泊まり…。



ヒナ君が許さない!!



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