俺様と双子達
でも正直、少し行きたかった。



だって隼人に早く好きになってもらいたいから…。



「パパチャンに聞かないと…。」

「そっか。まだ中学生だもんな?」



イラッとする言い方…。



中学生だからって子供扱い。



確かに莉里はまだ子供だけど…。



ムカつく!!



「泊まりに行くから!!」

「ムリしないでくれない?」

「ムリじゃない!!ママチャンなら多分許してくれるもん!!」



しかも土日ってヒナ君ミラノ!?



絶対泊まりに行ってやる!!



電話を切って寧音チャンしかいない時を見計らった。



「寧音チャン、莉里、土日泊まりに行ってくるね?」

「どこに?」

「と、友達の家…。」

「………あんたそんな友達いないでしょ。美羽って言えない訳は男ね?」

「ちち、違う…。」

「莉里、もっとマシな嘘つきなさい。って言うか嘘ついちゃダメ。」



ダメか…。



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