俺様と双子達

【隼人】



俺、今ライブよりも緊張してますよ…。



学園長室の高そうなソファでドッキドキしてる…。



ガラガラガラっと開いたドア…。



立ち上がって目を向けると…。



キャバ嬢？が入ってきた。



「初めまして。私、学園長の西山ヒヨリと申します。」

「えっ!?学園長!?若っ…。」

「桜井隼人さんですね？どうぞ、お座りになって。」



顔と口調が全く会ってない…。



俺と同じくらいの歳のような気がする…。



爪は超ピカピカしてて巻き髪にミニスカート…。



目が黒い…。



時計が高そう…。



セレブだ…。



「お話と言うのは？」

「あっ!!単刀直入に言いますと、俺をこの学園に入れてください。」

「じゃあ受験なさって。」

「バカなんです俺。」

「そう。それは大変ね。」



顔色変えない学園長はバッグからキラキラピンクの携帯を取り出してメールし始めた…。