俺様と双子達
そんな男が何もなくすんなり別れた…。



不安でならない…。



「英梨、電話とか来てねぇ?」

「あ、来てる…。」

「何件?」

「46件…。」



怖っ!!



マジでストーカーになりそう…。



「拒否しとけな?」

「うん。蒼君朝ごはん食べる?」

「食べない。英梨食ったから満足。」

「それはよかった!!」



………。



やっぱり天然…。



でもそんな変な英梨が可愛く見えて頭を撫でた。



「蒼君って寝起きもカッコイイね?何か王子様みたい。」



そんなカワイイ事ばっかり言うな…。



どこまでもお前を守ってやりたくなってしまう。



「学校行くぞ。」

「うん!!でも時間差しないと…。同じマンションから二人で出るのは…。」

「そうだな…。でもお前を一人に出来ねぇ…。」

「マネージャーさんにお願いして学校まで送ってもらう!!」



英梨になにかあったら…。



俺キレるかも…。



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