タイムリミット ~胡蝶~
「ごめんなさい。芸能人かなにかですか?あまりテレビとか見てなくて………」
「「「「……………………………………」」」」
え、なにこの沈黙。早く職員室行きたいのに……。
「えっと、私急いでるので職員室の場所だけ教えてもらえませんか?」
「…………………フッ、そこ。」
四人組の真ん中の黒髪くんが言う。
うわぁ、他の3人もイケメンだけどこの人はずば抜けてイケメン。
って見とれてた。
しかも職員室すぐそこじゃん。
恥ずかし…………。
「ありがとうございます。じゃあ失礼します。」
そういいながらそそくさと逃げる私。
「面白い奴見つけた」
その声も私の耳には届かなかった。