不機嫌な彼のカミナリ注意報
3.お礼と慰め
***
翌日。十五時になったところで休憩に入った。
オフィスを出てすぐのところにある同じ階の休憩スペースに足を運ぶ。
「お疲れ。緒川さんも休憩? 」
自販機で飲み物を買って休憩していると、笹岡さんがやってきて私の隣の椅子に座った。
今日もスーツ姿が爽やかでカッコいい。
「あ、そうだ、昨日松本さんの仕事を手伝ってあげた?」
ニヤリと微笑みながらの唐突な質問に、私は思わず飲んでいたコーヒーを噴出しそうになった。
「……え?」
「松本さんに、早めに終わったねって声をかけたら、緒川さんに手伝ってもらった、って」
「あー……でもちょっとだけですよ」
なぜ笹岡さんが知っているのかと不思議だったけれど、松本さんが自分で喋ってしまったのかと納得した。
翌日。十五時になったところで休憩に入った。
オフィスを出てすぐのところにある同じ階の休憩スペースに足を運ぶ。
「お疲れ。緒川さんも休憩? 」
自販機で飲み物を買って休憩していると、笹岡さんがやってきて私の隣の椅子に座った。
今日もスーツ姿が爽やかでカッコいい。
「あ、そうだ、昨日松本さんの仕事を手伝ってあげた?」
ニヤリと微笑みながらの唐突な質問に、私は思わず飲んでいたコーヒーを噴出しそうになった。
「……え?」
「松本さんに、早めに終わったねって声をかけたら、緒川さんに手伝ってもらった、って」
「あー……でもちょっとだけですよ」
なぜ笹岡さんが知っているのかと不思議だったけれど、松本さんが自分で喋ってしまったのかと納得した。