ヒミツの同居、はじめました。

「まあ昔っからそうだったんだけど。
でもあいつが自分から女の子訪ねてきたのって、初めて見たんだよな。女子が追いかけるばっかりでさ。」


「そ、そうなんだ…」

でもそれはただあたしと同居してるからで……


「渡部さん、あいつに気に入られてない？」


「えっ！？ないない！絶対ない！落し物拾ってもらっただけだよ！ほら、落し物拾ったら誰だって届けるでしょ？」



やばい！橋本くんには誤解されたくない！

私はあなたが好きなんです！



「うーん…」

それでも納得いかないように、橋本くんは首を傾げるのだった。