ヒミツの同居、はじめました。
最悪……

見てたのがバレた上にパンツまで見られるなんて……

もうムリ


ーーガクッ


あたしが、卵の入ったレジ袋もお構い無しに床に崩れ落ちると、王子が目の前にやってきた。


そして目線を合わせるようにしゃがむ。


「ほんとに面白いよなーお前。」


あたしの顔を覗き込んでそんな事を言う。


「……前も言おうと思ったんだけど、そっちだってお前って呼んでくるじゃん!」


そう言って数秒後には後悔することになる。



「じゃあ、呼んでやろうか?」

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