ヒミツの同居、はじめました。
「あ、」


腕を組み壁にもたれかかる恭弥くんがいた。


前失礼しまーす

心の中で呟いて、みんなの所に戻ろうとすると


グイッーー

腕を掴まれてしまった。


「無視すんなよ」

「なんですか」

あたしは向きを変え、恭弥くんを見た。


次の言葉を待つが、数十秒沈黙が続く。


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