ヒミツの同居、はじめました。
お父さん、話が違うよ。


家に着いたらすぐに松原さんは、

「ごめんな、文ちゃん。おじさん、急な仕事でしばらく帰ってこれそうにないんだ。

でも、余裕ができたら全力で戻ってくるよ。……本当に、ごめんな。」


そう言ってバタバタと出て行ってしまった。


そしたらものの数秒で

“礼儀正しくて気が利く好青年”

に壁まで追いやられて……


もう何が正しくて何が間違ってるんだかわからない。


あたし、来て早々ピンチなんだけど。


「って、どーしよー!!!!!」

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