ヒミツの同居、はじめました。
「へー!劇やるんだ!やっぱり王子様役とか?」


「そう。白雪姫だと。」



恭弥くんは明らかに嫌そうな顔をする。



「観に行こっかなー」


「来んなよ。」


「なんでよー。もしかして恥ずかしいの?」


あたしが調子に乗っておちょくると、




「来たら俺に惚れるぞ」




そんなことを言うから、一気に形勢逆転。



さっきまでの勢いは何処へやら……

自信満々な笑顔に言葉を詰まらせてしまう。
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