ヒミツの同居、はじめました。
「は、いや、そんなわけないじゃん。」


動揺するあたしを見てふっと笑った恭弥くん。


「ほら、オムライス冷めちゃいますよー」


ちっちゃい子供にするように、スプーンでオムライスをすくいあたしに食べさせようとする。


「ちょっ、自分で食べるから……わっ」


必死の抵抗をしたため、イスと共にバランスを崩してしまった。


「あぶっ……」

床に倒れこむ寸前、何かに掴まったが……


ドンッ


「いったあ」


腰と背中に痛みを感じ、それと同時に近くに人の気配を感じた。


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