ヒミツの同居、はじめました。
「あ、おじさんの分どうしよう……」


急だったから全然用意してなかった。


「ああ、いやいやおじさんはもう食べてきたから大丈夫だよ。」




「仕事片付いてんの?」


すると、今まで黙っていた恭弥くんが口を開いた。



「それがまだ終わらなくてなー。5日だけ夏休みが取れたから帰ってきたんだ。」


聞いた割にあんまり興味なさそうな恭弥くん。


「それまでの間、おじさんの分のご飯も作ってもらえると嬉しいな。」


おじさんはあたしに向き直って微笑んだ。


やっぱりかっこいいなあ、おじさんも。



「はい!喜んで!」
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