鈴姫伝説




目を閉じて、いくら経ったんだろう。


何の音も聞こえない。


周りには誰も居なくなったようで怖い。


頭のなかには相変わらず黒くて何かモヤがかかっているようだ。




ナディ!!




叫びかけたとき……いつもの声が聞こえた。




『それでは話そう……我々について……』



あ……ナディ……。



意識のなかだけど、だけかの声がするだけで安心してしまう。



息を吐き出すと、ナディの話が始まった。









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