鈴姫伝説
この世界には“カレンデュラ”という霊力があるものにしか見えない国がある。
その国は鈴の国……。
鈴は霊力を宿していて……意思も持っているんだ。
そんなものたちが集まった国……カレンデュラ。
そこには3人の戦士がいた。
ワープを得意とする超能力者……
“ナディーン。
一度歌えば、すごい治癒力を発揮する歌声をもつといわれている
カレンデュラを治めている姫……。
速さでは彼に敵う人などいない。
スピードをつかさどる国に仕える剣士……。
この3人の戦士により、カレンデュラは守られているのだという。
『国にいるのは3人だか……ゆきな……お前もじゃないのか?』
『っ!
私!? 私も、その戦士とかいうやつなの?』
ゆきなのめったに聞くことのないすっとんきょうな声。
で、さっきナディは、戦士は鈴姫の鈴で、魔物になってるのはもともとこの世界に存在していた鈴っていってたけど……。
ん?
頭、こんがらがってきたよ?
魔物に変えられたのは戦士だったといった。
けれど今魔物なのは他の鈴たち……。
どういうこと……!?