鈴姫伝説





「誰!? 今の!!」




「大丈夫か? すずか!!」






ゆきなとナディが森の奥から駆けてきて、あたしの隣にならんで、女が去っていった空を見つめた。



二人はあたしに問いかけたけど、あたしはなぜかなにも言えなかった。



黙ったまま、首を横に振るだけ。





「それより、大変なんだっ!!」



「え?」



「ミューマがっ!!」









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