鈴姫伝説
兄様
「はあぁ??
鈴を取られたっっ!?」
部屋に響く、すっとんきょうな怒鳴り声。
ナディ……怖いよぉ……。
「は、反省してるってぇ……」
「それは知っているっ」
「ぴぇぇぇぇっ!!」
ナディのあまりの剣幕に、半分泣き声のような叫び声になってしまった。
「もし、そのマントの女が敵ならどうする!?
千の仲間だったら大変なんだぞっ!!」
ナディはブチギレてるし、ミューマはくたばってるし、どうしたらいいのよぉっ、これ!
一人でメソメソするはめに……。
もう、なんなのかな……。