鈴姫伝説
それにしてもやっぱりあのマントの人、誰なの?
あの人が現れてから、ミューマが意識を失った気がする。
あの人、怪しかったし。
それ以外考えられない。
何かが心の中で引っ掛かる。
「もう少し寝てたら?」
ゆきなはミューマを再びあたしのベットに寝かせた。
しばらくすれば、規則正しい寝息が聞こえてきた。
ゆっくり休んで……。
「さて。
さっきの話の続きをしようか」
ナディの声であたしたちはまた向き合った。