鈴姫伝説
「ミューマ、今日こそちゃんと説明して」
あたしのベッドに寝ているウサギ(ほかのぬいぐるみとパッと見、変わらない)を持ち上げて見つめた。
「だって、話すときがなかったんだミュ」
だ、だって、一昨日はお風呂入ったら疲れて眠くなって寝ちゃったんだもん!!
気付いたら変身解けてたし。
「むぅ……」
反論出来なくて唸ってしまう。
「まぁいいミュ」
あたしの手からなんとか逃れたミューマは一昨日と同じように白いソファにちょこんと座った。
それから話してくれた。
あたしの事について。