鈴姫伝説
とても温かい光……。
優しくて穏やかな気持ちになる。
この光は、千を人々を守りたいという、あたしの気持ち……。
この想い、魔物に伝えたら、倒せる……かも。
あたしは誰も傷つけたくない。
助けたいだけなの。
祈ると光は一層強くなって……。
『きゃっ』
まばゆくて目も開けれないくらいの光を発し、弾けとんだ。
ああ。
視界が歪む。
もう、力が入らない。
千……。
彼のことを想いながら、あたしは意識を手放した。