鈴姫伝説

女神と仲間




「お姉……ちゃん?


お姉ちゃん!!」




ゆきなの叫び声が聞こえる。



過去を見ている途中で倒れてしまったようだ。



いつのまにかあたしは、銀さんの布団の中にいた。




「大丈夫かい?」




銀さんの銀色に光る瞳があたしを見つめる。


あぁ、昔はいつも見ていた瞳なんだ。


記憶を取り戻した今、すべてのことが懐かしく思えた。



ガンガンと痛む頭でぼんやり考える。



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