鈴姫伝説





すぐに汗が吹き出る。



あたしは叫びながら、走った。




「ミューマ!!」




喉が渇いて、声が上手く出ない。



どこ、行っちゃったの……?




「ミューマ!!



ミュー……マッッ!!」




いくら叫んでも、返事がない。



あの状態で、どこ行っちゃったの?



あたしが守るって決めたのに……。




「ミューマ……!!」




お願い……。



帰ってきて……!!








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