鈴姫伝説
そこには、見覚えのない、ブレスレットがついていた。
銀の細いチェーンのようなものでできていて、飾り気がなく、とてもシンプル。
ただし、そこには、小さな金色と青色と黄緑色の3つの鈴がついていた。
左手を動かすたび、それはチリン……と透き通った音を奏でる。
「あたし、こんなブレスレット持ってない……」
なんであたしが持ってるの?
あたしは、木村すずか。
中学3年生。
この前15歳になったばかり。
なんの取り柄もないあたし。
唯一の自慢は、腰まであるこげ茶色のさらさらな髪。
高めのところで、ツインテールにしている。
生まれたときから茶色っぽい。
銀の細いチェーンのようなものでできていて、飾り気がなく、とてもシンプル。
ただし、そこには、小さな金色と青色と黄緑色の3つの鈴がついていた。
左手を動かすたび、それはチリン……と透き通った音を奏でる。
「あたし、こんなブレスレット持ってない……」
なんであたしが持ってるの?
あたしは、木村すずか。
中学3年生。
この前15歳になったばかり。
なんの取り柄もないあたし。
唯一の自慢は、腰まであるこげ茶色のさらさらな髪。
高めのところで、ツインテールにしている。
生まれたときから茶色っぽい。