鈴姫伝説




あれ……?



これ、なに?



前に誰かいる。



千……と、誰か。



雰囲気は重々しくて、あたしは思わず息を呑んだ。



すると突然






誰かは














千に何か言うと















彼に向けて、















雷の塊を














解き放った。

















彼はそのまま、その場に踞(うずくま)った。














『すず……』














薄れかけた意識の中で、千がそう囁いた気がした。





















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