鈴姫伝説



「は、ぁっ!!」



あたしは空高く、跳躍するとそのまま魔物へと殴りかかる。



「グルッ」



けれど、あまりにも単純すぎる攻撃は効かないらしい。

いとも簡単に避けられてしまう。



掠りもしないって……。

どうしたら……いいのっ……!!



「ぁっ……」



魔物はあたしの脚を捕らえた。

そのまま地面に打ち付ける。



「くぁっ」



「すずかぁっ!!」



とうとう、呼吸をすることすら叶わなくなる。



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