鈴姫伝説





伝説の鈴はあたしたちに向かって叫ぶ。




「早く、封印の呪文を!」






今にも霊力の渦は爆発しそうだった。





「「──滅びよ、魔のもの!」」










あたしたちから、霊力が放たれた。





光が爆発し、稲妻と激しく押し合う。







光で目が開けられないくらいの激しさが、頂点に達したとき、それらは大爆発を起こした。







身体から力が抜けていく。





あぁ、もっと伝えておけばよかった。














『あなたが大好きです』って。














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