鈴姫伝説




こんな感じで全く意味がわからなかったけど。



もー、どういうことなのかな?



どうしてあたし、夏休みのこと覚えてないんだろう。




まぁ、思い出したことならひとつあるんだけど。




──パチン!



両手で頬を叩いた。



じぃんと痛みが走って、目が覚める。



これから新しい生活が始まるんだ。




楽しまなきゃ、損、損!




たくさん友達作るんだ!



彼氏……とかも……。




キャ━━━ッ!




「ちょっと、お姉ちゃん」




「あ、ゆきな」



一人で悶えていると、ゆきなに冷たい目を向けられた。



ヤバッ……。



見られてたんだ……。



< 486 / 511 >

この作品をシェア

pagetop