鈴姫伝説


「え……?」


それってどういう……。

ゆきなにも危険なことをさせるの?



サッと血の気が引いていくのが自分でもわかった。



「えっとね?なんか私、雪女らしいんだ」


自分でもわからないと言うように、ゆきなはもじもじし始めた。


「へ?」


予想外の言葉にマヌケな声がでる。


「なんか、霊力?ってのを私も持ってて、氷が操れるみたい」


みたい、って……。

というか、やっぱりゆきなも霊力を持ってたんだ……。


それになぜか安心してしまう。


「詳しいことは、帰ってから話そう?」


ゆきなの言葉に納得。

ここ、影の世界だったわ……。

< 49 / 511 >

この作品をシェア

pagetop