鈴姫伝説
伝説の鈴……。
世界を滅亡に追い込ませるほどの力……?
「そんなものが、この世界にあると言うの……?」
「そう。でも、ある場所はまだ分かってないの」
それが幸い……とゆきなはうつむいた。
「その伝説の鈴を見つけて、世界の滅亡を阻止する……それがすずかの使命、ミュ」
すとん、と重いものが胸の中に落ちてきた気がした。
あたしの使命……は世界を背負っているほど重いものなの……?
事の重要さにやっと今気付かされた気がした。