鈴姫伝説

「今から千を追うミュ。居場所は分かってるミュ」


ミューマが呪文を唱えると部屋の中に不思議な空間ができた。


「なにこれ」


「一種の空間移動だミュ」


胸を張って言っているから、相当自信があるのだろう。

そこにミューマを抱えて入り込んだ。



グニャリと景色が変わって、わずかに耳鳴りがした。


早く、早く!!

< 69 / 511 >

この作品をシェア

pagetop