鈴姫伝説


でも、それは錯覚なのか……。

嘘なのかホントなのか……分からない。


頭にもやがかかってしまってボーッとしてきてしまう。


──ドンッ!


再び肩に何かが当たった。


「キャア」


立ちかけていたあたしはまた地面にしりもちを付いた。


「いったぁ……」


なにすんのよ!

そう叫ぼうとしたけれど、頭の痛みは収まりきっていなくて……。

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