私は世界一バカだ

ガラガラ…
「せんせーーーーーい!!」

「な、なんだなんだ!!」

「先生、本当にありがとう!!
もう恋のキューピット!!いや、神!!」

「どうした?青木…」

「いや~先生が私を呼んでくれて…
まぁ~色々ございましてぇ~ゴニョゴニョ…」

「あ~そうだそうだ。
青木を呼んでたんだった~」

「それで、なんのご用件でしょーか?」

「うむ、この100枚の宿題を
教室に持って行ってくれないか?」

「あ、用事があったんだった~すみませー…」

「持って行ってくれたら
また青木を呼んでくるのを山田に
頼んであげるから!!なっ?頼む~」

「分かりました。持っていきます!」



…あれ、私なにやってんの(ーー;)
なんでこんなクソ思いプリントを
持っていかなければならないのだ…
ムキィィィィィィ!!!!

そんな可哀想なシンデレラの前に
王子様登場!!本日2回目!!

そう、その名は
山田くーーーーーーーーーん


「青木、大丈夫か?俺が運ぶよ」

「や、やややや、山田くん!!」

「そんな驚くなよ~ほら、貸せよ」
そういってひょいっと
私からプリントを取り上げた…
ずっきゅうううううううーーん

「え、重いよね?大丈夫?」

「俺、男だよ?平気平気~ 余裕余裕だよ~」

「本当にー?ありがとう!!」

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