go way
プツン。
と裕の頭のキレる音。
裕より先に信五が男へ殴りかかる。
「調子に乗るのもええ加減にせいや。」
中心的な男の顔面に拳をぶつける。
苦痛に歪む男の顔。
怯んでる隙にお腹にもう1発。
うずくまる男の姿。
目の前に繰り広げる光景。
男達の顔が頭にフラッシュバックする。
吐き気を覚えると口を押さえ
その場から走り出す忠義。
「章大。忠義を頼むで。」
信五のその言葉に忠義を追いかける章大。
「俺等 二人で十分やわ。」
裕は拳をならすと男達に
冷たい視線を向ける。
人が変わったかのように狂った裕は
当然歯止めが利かない。
顔。
お腹。
足。
信五は正確に男の急所を狙い殴る。