go way



崩れおちる男。
血が流れ失神状態。
残りは一人 白金の男。
壁際に追いつめる。
男にむけナイフをむける亮。

   
「お前が殺したんや?」


白金の男を睨みつける。
   
「殺してねぇよ。勝手に自殺したんや。いい身体しっとたわ。」

笑いながら話す男。
ポケットから折りたたみナイフをとりだす。
   

「殺したる。お前なんか生きとる意味ないねん。」


ナイフを振り回す亮。
  

「亮~。」


叫ぶすばる。
   
「あいつマジやで。」

焦る博貴。
   
「いいんやん。あんなやつ死んでもかまへん。」

人事のような裕の口ぶり。
   
「ちゃうわ。亮が殺人犯になってもええんか。」

裕を見る隆平。
   
「あかん。そんなのあかん。章大のために亮をとめてや。」

叫ぶ忠義。
   

「殺してみろや。」


亮を挑発する男。
男めがけてナイフを振りおろす亮の手をとめる信五。
   

「何すんねん。離せや。」


冷たく焦点のあっていない目の亮。
   

「お前にやらすわけにあかんねん。」


亮のお腹を蹴りあげる信五。
倒れ咳きこむ亮。
   

「すまんな。亮。お前を殺人犯に出来へんねん。隆平。亮のこと頼むわ。」


亮をつれにくる隆平。
男の顔を睨む信五。










< 85 / 95 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop