go way
頭や顔、身体に負った傷の手当てをしあう。
頭や手足に包帯を巻かれ寝かされている章大。
その横で煙草を吸っている亮。
「亮。ごめんな。」
「章大のせいやない。」
「でも…。」
口ごもる章大。
「気にするなや。はい。もうその話しはおしまいや。」
みんなから離れ自分の手を見つめる信五。
「いてぇ~。いてぇ~から。」
「もう。うるさいわ。少しは我慢しいや。」
悲鳴をあげるすばるを消毒をする忠義。
「女みたいな声出すなや。」
「どっかで聞いたセリフやな。」
「そやったっけ?」
博貴のツッコミにとぼける裕。
隆平が一人離れた信五へと近づく。
「信五も傷の手当てしいや。」
信五の顔に触れる隆平。
「触るなや。」
大声をあげ隆平の手を振りはらう信五。
「ごめん。」
「あっ。ごめん。気にするなや。自分でやるよ。」
隆平の手から消毒液を受け取る