妖の守護者

名前

「ただいま…。」


気が付けば、そう言っていた。


「おかえり、雛菊。」

白い髪をした中性的な顔した青年が満面な笑みでそこにはいた。


「雛菊…?誰…」


私の名前?


そういえば、私の名前って…


何て言うんだっけ?…


雛菊?


違う。


覚えてないのにそんな気がする。
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