caramel
「ふぅーん
そこをあんたが助けたの?やるじゃない。
でも、松乃さんと面識あったの?」
「ないよ。さっき知り合った」
「あんた、そこんとこかわんないわねぇ
どこの誰かわかんない人昔からたすけてさぁ
自分にメリットなんかひとつもないのに」
「人助けにメリットなんか関係ないじゃん。
それに人助けなんて誰だってできるよ
ようはするかしないかの違いだよ」
「男前ねぇ。あんたが男だったら絶対惚れてたわ」
やめてよーなんていっているうちに桜が戻ってきた
「おかえりーって
ナニソレ」
桜がきているジャージは大きくてジャージなのにジャージ着られている
「イイデショ
私が今更やったらただのイタイおばさんだけどこーいう純情な子がやると可愛げがあると思わない?」
「いや確かにかわいいけどさ、
これ、男子に見せたらあかんで、襲われるって」
「えっ。えっと、自分ではよくわかんないんだけどどんなかんじなの?」
「なんていうか。朝に彼氏のTシャツ1枚でいる感じ」
「それってかなりのレベルじゃ…………」
「大丈夫、可愛いから
可愛ければ許されるよ」
「そんなもん?」
うんうんとキョンキョンと二人で頷く