caramel







冷や汗がだらだらと出てくる。







茉美子さんの目線が私の腕の中にうつる



ん?とおもいながら目線を追ってみると、今にも倒れそうな桜





「うわぁ!桜大丈夫っ!!




だれがこんなことを!」





「お前だよ」








ビシッ







痛いと耐えながらも桜に声をかける









私より頭一つ分小さい桜がもっと小さくなっている








いつまでもこの入口の近くにいるわけにもいかないので私とまみちゃんがサボり部屋に使っている教室に行く。









ちなみにこの鍵はまっつぁんに頼んで貰った






決して脅迫なんかしてない








(まっつぁんはミラ達の担任、体育教師本名松本駿)









教室にはいると椅子に桜を座らせるだいぶ意識が戻ってきたらしい桜







「ごめんね桜。つい可愛くて」






「へぇ?あぁ大丈夫」







もう、大丈夫みたいだ。






「で、どうしたの?用事あったんだよね?」







「あ、うん。ミラに紹介したい人がいて。今日用事ある?」








「ないよー。






あ、でもまみちゃんどうする?





ひとりで帰れる?……………ごめんなさいすいませんだから睨まないで」








茉美子さんほんとはヤのつく職業の人でしょ?







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