caramel





















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あれから、私は無事家に帰還しめでたしめでたしじゃなく








怖いツラのあんちゃん達に囲まれている






最初に口を開いたのは桜







「ねぇ。ミラどーいうこと?




遥くんと知り合いなの?」










「イヤァマッサカァ。





ヒトチガイデシタ HITOTIGAI!」












「…ミラ諦めなよ。









棒読みだし、挙動不審すぎるし、ごまかすならもっとうまくごまかしなよ」









なんて、隣の男が呆れたようにため息をはく







なんか、私最近ため息つれること多くね?








「や、だってさぁ!





みんな睨むように見てくるし!真ちゃんとは目ぇあっちゃうし!





なんかしゃべらないとっ!っておもったら





あの言葉しかてでこなかったの!!






真ちゃんばかぁ!!!!」








「なんで、最後俺に八つ当たりしたのかいみわかんねぇ」









ぐちぐちと真ちゃんと言い争いしていたら完全に蚊帳の外だった彼らが







「遥、そいつカノジョ?」








なんて、ぬかす






「えっ!!カノジョ?!






ミラ遥くんとつきあってたの?!」






「いや、違うから!断じて違うからぁ!!」







なーんだって目に見えて落胆する桜






「じゃあどんな関係なわけ?ってか真ちゃんって遥のどこにシンって文字がでてきたんだ?」





赤髪のやつが聞いてきた





確かこいつは桜の幼なじみのタモリ龍だっけ?




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