caramel





あのあと、まみちゃんは浮き足立ってデートにいった。









いっそのこと足切り落としてやろうかな。まみちゃんのじゃなくてノブの。










一人寂しーなぁとおもいながらトボトボじゃなく





空元気に歌を熱唱しながら帰ったいや、帰ろうとしたら









バッシャーンって遠くから音が聞こえてきた。








校門まえにはたくさん人がいたけど私の地獄耳のおかげか








私以外にだれもきいていないようだった






この辺って水辺あったっけ?と不思議におもいながら音のした方へ向かう







近づくにつれ笑い声も聞こえてきた。









一番大きく声が聞こえるところについたらそこは校舎裏






なんとベタな





壁から少し顔を出してのぞいてみたら予想通り可愛い女の子がお姉様方にいじめにあっていた






あー。来るんじゃなかった





これ絶対めんどくさい事になる





なんかわかんないけど






じゃあ、ここから逃げればって思うよね









でもさ、こんなところみて見ぬふりなんて私はできないよ!







そんな根性ないよ!!





















…まあいいや助けてあげよう







ケータイをカメラ設定にして壁の向こう側にさっきより飛び出して覗きこみシャッターを押した













カシャ














その場に不似合いな音が響いて驚いたお姉様方がこっちに振り向いた





女の子もびっくりしてる







まあ、堂々と写真を撮った私は見つかるわけで











お姉様方にむかって微笑んだ







< 5 / 24 >

この作品をシェア

pagetop