caramel





その中口を開いたのはお姉様達のボスっぽい人







「あんた…今何やったかわかってんの?」






「もちろん








これ。学校に見せたら先輩達の高校生活おわりですよね?」







余裕の笑で返すと







顔を真っ赤にして怒りこっちに詰め寄ってきた







「消しなさいよ」









低く唸る声で威嚇してきた









「やです」










「消さないとコイツと同じ目に合わされるわけだけど。










正義と保身どっちが大事かわかるよね?」















この人ほんと馬鹿だなぁ








なんて冷静に思いながら返事をした














「いいですよ、どうぞ痛い目にあわせてください」










「ハァ?」










何行ってんだコイツって目で私を睨む






「だって。この写真消さずにお姉…………先輩方に暴力を振られて学校に直談判して、怪我をおってる私、先輩にイジメられている後輩の写真をみてどっちのことを信じると思います?」






先輩は少し青ざめた顔をしてしばらく何か考えたと思うとニヤリと笑った








「なら、その写真









力づくでもけしてもらえばいいのよ。」









どうだって顔をしてこっちに近づく







「私を殴ってこの写真消しても






もう、家のパソコンや学校のパソコン教室のパソコンにも送っちゃいました。」







うそだけど










「なっ!」




それでも嘘と知らない先輩は焦ったかおを見せる







「学校のパソコンの画像消すだけで一時間以上はかかりますよねー?







もちろんパソコンのIDも突き止めなくちゃいけないしー







それに全部のPCにおくっちゃいましたから♪」






先輩はどんどん青ざめていくウチの学校は商業科が、結構中心的で二つの大きな教室にパソコンがびっしりありかるく150台はあるだろう






先輩達はさっきとは売って代わり弱々しい声で








「じゃあ、どうすればいいのよ……………」








と呟いた









「もちろん。この子にもう今後一切近づかないこといじめないこと








これだけ守ってもらえばだれにもいいません。







もし破るようなことがあれば躊躇いなく学校にいいますから。」







最後ににっこり笑い言い切った









先輩は分かったわと小さく呟くと逃げるように帰っていった








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