初恋Daysーあの場所で、また逢えたなら
「邪魔しちゃったかな?ごめんね。なんか色羽くんと大事な話でもしてた……?」
西内は申し訳なさそうな表情で、俺の元に歩いてきた。
「いや。西内こそ、どーした?」
「あ……うん。あのね……」
西内は、俺の隣に膝を抱えて座りこむ。
「成くん……聞いてもいい?」
「うん。なに?」
西内を見て、俺はニコッと微笑む。
「どうして図書室で……華に見られたとき、付き合ってるっていったの……?」
西内はうつむき、話を続ける。
「砂歩と成くんて、そういう関係なの……?」