俺様王子と2℃の恋
1.出会い
1
ゴソ、ゴソッ
「ん?」
私が違和感を覚えたのは、毎朝通学のため使うバス内でのことだった。
「(なんか……モゾモゾする)」
いつもと同じ時間、八時ジャストに『弥生ヶ丘前』に止まるバスに乗って数分。いつもなら何の問題もなく、十五分程揺られれば学校に着くのだけど……何だか今日は様子が違う。
モゾモゾと、そしてムズムズとする……。
特に、お尻らへん。スカートが上がっているような、スースーした感じもある。
「(え……ちょっと、これって……!)」
あ、痴漢にあっている――
そう確信したのは、ゴツゴツした手が左のお尻をガッシリと触った時だった。
「ん?」
私が違和感を覚えたのは、毎朝通学のため使うバス内でのことだった。
「(なんか……モゾモゾする)」
いつもと同じ時間、八時ジャストに『弥生ヶ丘前』に止まるバスに乗って数分。いつもなら何の問題もなく、十五分程揺られれば学校に着くのだけど……何だか今日は様子が違う。
モゾモゾと、そしてムズムズとする……。
特に、お尻らへん。スカートが上がっているような、スースーした感じもある。
「(え……ちょっと、これって……!)」
あ、痴漢にあっている――
そう確信したのは、ゴツゴツした手が左のお尻をガッシリと触った時だった。
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