俺様王子と2℃の恋
「そこにあるの何でも飲んで」
目を向けると、机の上に数本並んだ缶ジュース。確かになんだか喉も乾いているし、水分が恋しい。だけど、今は飲む気にはなれない。
なぜかって――
「何か、怒ってます?」
王宮さんが不機嫌かも?――そのことが気になっていたからだ。
だけど彼は「別に」の一点張り。口調はいつもこんな感じだから特に気にはしないけど、態度やオーラが少し重い。
「……(ムッ)」
私を慰めてくれるんじゃなかったの――?
こんな自己中心的なことを、私は考えていた。
目を向けると、机の上に数本並んだ缶ジュース。確かになんだか喉も乾いているし、水分が恋しい。だけど、今は飲む気にはなれない。
なぜかって――
「何か、怒ってます?」
王宮さんが不機嫌かも?――そのことが気になっていたからだ。
だけど彼は「別に」の一点張り。口調はいつもこんな感じだから特に気にはしないけど、態度やオーラが少し重い。
「……(ムッ)」
私を慰めてくれるんじゃなかったの――?
こんな自己中心的なことを、私は考えていた。